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Category: 埋立承認撤回


2014年10月 8日 (水)

埋立承認撤回・取消確約求めるシンポ開催成功



植草一秀の『知られざる真実』


http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2014/10/post-0ae0.html

昨日、10月7日(火)午後6時半から、沖縄県那覇市国際通りにある、てんぶすホール(てんぶす那覇4F)にて、シンポジウム


「埋め立て承認撤回なくして 辺野古は守れない!」


が開催され、盛況裏にシンポジウムを終えた。来場された県民の方の多くが、「目からうろこ」の感想を持たれたようである。


主催はNPO法人:ピースメーカーズ・ネットワーク


http://goo.gl/e38hzF


11
16日に実施される沖縄県知事選における最大の選挙争点となっている辺野古米軍基地建設問題について、これを阻止するためには、


新知事による埋立申請承認の撤回または取消の行動が必要不可欠である。


翁長雄志氏は現段階では「撤回または取消」を公約に掲げることを拒絶している。


この現状を踏まえて元参議院議員の喜納昌吉氏が知事選への出馬を表明した。


私は、現時点では、翁長氏が「撤回または取消」を明確に公約に掲げることにより、翁長氏を辺野古米軍基地建設阻止を求める県民の統一候補者とすることが望ましいと考えている。


しかし、最終的に翁長氏が埋立申請承認の「撤回または取消」の公約化を拒絶する場合には、これを明確に公約として掲げる候補者を統一候補者にする必要があると判断する。


9月10日の菅義偉官房長官による記者会見で、改めて米軍基地建設阻止を実現するには、埋立申請承認の「撤回または取消」が必要不可欠であることが明確化した。


翁長氏を支持する陣営は、この問題が争点化することを阻止する行動を強めているが、これは、純粋に辺野古米軍基地建設阻止を求める人々の心を尊重するものでないと感じられる。

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詳報ならびに論評は改めてブログおよびメルマガに掲載させていただく。


シンポジウムはフロアからも活発な意見が提示され、極めて意義深いものになった。


会場には多数の県民の方が来訪下さった。


辺野古で米軍基地建設反対の座り込みを毎日続けておられる方も参加され、現地の立場から貴重な意見も提示くださった。


この貴重なシンポジウムの模様をIWJが生中継してくださった。


さすがはIWJ。GJ!


まずは、IWJが公開くださっているシンポジウムの動画配信をじっくりとご覧いただきたいと思う。


IWJには深く感謝の意を表したい。


2014/10/07
【沖縄】緊急提言 「埋め立て承認撤回なくして、辺野古は守れない!」シンポジウム:植草一秀氏(基調講演)、喜納昌吉氏、上里直司氏(動画)

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/177154




植草一秀の『知られざる真実』

10月7日沖縄シンポ開催経緯と10月3日講演内容

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2014/10/107103-8f3b.html




10月7日(火)に沖縄県那覇市で開催されるシンポジウム


>http://goo.gl/e38hzF


に参加することになっていた真喜志好一氏がシンポジウムへの参加を辞退されたことがネットで伝えられているが、私のところには何の連絡もない。


シンポジウムは喜納昌吉氏が知事選に出馬を表明する前に開催が決まったもので、もちろん、私も喜納氏の知事選出馬意思表明はまったく想定していなかった。


私としては、知事選を通じて辺野古米軍基地建設を阻止してゆくためには、米軍基地建設阻止を訴える候補者が、仲井真知事の埋立申請承認を取消又は撤回することを確約することが必要不可欠で、このことを確約する候補者に辺野古米軍基地建設阻止を希求する県民が投票を一本化するべきであるとの考えを有している。


これまでの事態の経緯を踏まえれば、翁長雄志氏が埋立申請承認を取消又は撤回することを確約することが最も望ましいと考えている。


この確約が確保されれば、喜納氏は出馬を取り止めて翁長氏を支持することになると考えている。


シンポジウムでは、埋立申請承認の撤回または取消を公約に明記することがなぜ大事であるのかを考察したいと考えている。


シンポジウム開催の目的、主旨は、当初から一切変更がないなかで、出席を表明されていた方が、もし本当に不参加を決められてしまうのであれば、大変残念なことだが、私の主義主張、スタンスには一切のブレがないので、シンポジウムには予定通り参加させていただく意向である。

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さて、10月3日(金)に開催された『月刊日本』主催の講演会


「強欲資本の手先に成り下がる安倍政権」


の講演内容を、ジャーナリストの高橋清隆氏が、早速まとめて、ブログに掲載下さった。


「高橋清隆の文書館」


>http://goo.gl/xayx6w


ブログ記事タイトルは


「植草氏が安倍政権を両断、「弱肉強食から共生の社会へ」」


である。


講演内容をほぼ網羅して、ポイントを正確に記述してくださっている。


高橋氏にはこの場を借りて深く感謝の意を表したい。


以下にその内容を転載させていただく。

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「経済学者の植草一秀氏が3日、国会議員会館内で講演し、弱肉強食と戦争を推進する安倍晋三内閣の政策を批判し、対極にある平和と共生の社会を目指すべきと説いた。『月刊日本』が主催し、144人が参加した。


演題は「強欲資本の手先に成り下がる安倍政権」。憲法、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)、原発、消費税、基地という5つの重大問題を取り上げ、「主権者の意志に反することが安倍政権によって強行されている」と提起した。


「安倍政権の政策が向かう大きな方向を一言で表せば、弱肉強食と戦争だ。日本国憲法は国民主権、基本的人権の尊重、平和主義を3本の柱に定め、今も厳然と存在する、多くの国民はこれらの理念に賛同しているはず。弱肉強食と戦争の反対側に、共生と平和という考え方がある」

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戦争は憲法違反


憲法の問題では、集団的自衛権容認の閣議決定を取り上げた。


1972年の政府見解は、外国の武力攻撃によって国民の生命、自由及び幸福追求の擁利が根底から覆されるという急迫、不正の事態に対処する場合、他に方法がない場合に自衛のための措置が必要最小限度の範囲で許されるとするもので、他国に加えられた武力攻撃を阻止することをその内容とするいわゆる集団的自衛権は認められないと明記している。


1972
年政府見解を用いて集団的自衛権行使容認の解釈変更を行うことにそもそもの矛盾があり、憲法改正手続きを経ずに憲法解釈を閣議決定で変更してしまう行為は立憲主義の否定そのものであり、憲法を破壊する行為だ」


と批判した。


植草氏は、「外交にも多くの国民が知らなかった真実が多く存在する」と指摘し、『日本の国境問題』孫崎享(ちくま新書)の指摘を引用。


「ロシアとの北方領土、韓国との竹島、中国との尖閣諸島をめぐる領有権問題は、いずれも米国が紛争の種を埋め込んだ性格が強い。それにわれわれ国民が踊らされている」


と指摘した。


「日中国交正常化、日中平和友好条約締結時に尖閣の問題を棚上げする措置が取られた。一種の英知と呼ぶべき判断だが、日本側の発言が1996年を境に転換し、2010年の鳩山政権倒壊後に日本側が棚上げ合意を崩す形で動いてきた」


と説明した。

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原発は差別の構造


原発については、責任の問題を挙げた。


「原子力規制委員会が基準を定め、合格した原発を動かす。判断は電力会社と自治体に委ねる。非常に責任の所在が曖昧だ。


憲法13条が定める国民の生命・自由、幸福追求の権利に対する国政上の最大尊重義務を踏まえるなら、原発事故発生の際に影響が及ぶ範囲の全ての自治体の同意を得る必要がある」


と主張。


安倍氏は集団的自衛権の問題で憲法13条を持ち出すのに、原発稼働では憲法13条を無視するという矛盾を示していると批判した。


わが国の原発が地震の巣の上にあり、日本列島は地震活動期に入っているとの石橋克彦神戸大名誉教授の指摘を示すとともに、大飯原発差し止め訴訟の福井地裁判決(521日)を紹介した。


判決はわが国既往最大の地震動が岩手・宮城内陸地震(08年)の4022ガルなのに対し、大飯原発の耐震基準が1260ガルにすぎないとして稼働停止を命令している。


植草氏は


「最後はお金でしょ」という斑目春樹元原子力安全委員長の発言と、


「危険は人に押し付ける社会が許せなかった」との小出裕章京都大学原子炉実験所助教の発言を取り上げ、


「原発問題には、嫌なものを押し付けて、金で解決する差別の構造がある。これがよい社会と言えるのか」


と疑問を投げ掛けた。

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基地は埋め立て承認の撤回から


基地問題については、沖縄県の普天間飛行場の名護市辺野古海岸への移設を取り上げた。


「菅官房長官が9月10日の会見で、知事が埋立申請を承認した時点で決着済みと発言したのは許せない。


仲井真知事も2010年の選挙で『県外に移設』と言って勝ちながら、約束を破って埋立申請を承認している」


とやり玉に挙げた。


「埋立申請を承認したのも、今年1月19日に名護市長選で稲嶺進氏が再選される直前だった。


民意の判定の前に埋め立て申請を承認したこと自体がおかしい。


そもそも、知事選、市長選・市議選で5回も住民はNOの意志表示をしている。


原発再稼働では地元自治体の同意が必須と言いながら、基地では地元の不同意を無視するのか」と疑問視した。


「基地はまず、仲井真知事の出した承認を撤回または取り消ししなければ始まらない。


翁長雄志(おなが・たけし)さんは知事選に出馬する以上、明言する必要がある」


と訴えた。


「選挙公約を明示し、当選後はそれを厳守する。これが日本政治を再生させる条件だ」


と植草氏。





Yahooの「沖縄県民が独立を望んだら?」というアンケート調査で「認めるべき」が多数に!



真実を探すブログ http://saigaijyouhou.com/blog-entry-4075.html






※ ヤマトの義士 植草一秀が沖縄(那覇)に登場!



埋め立て承認撤回なくして辺野古は守れない!


植草一秀の『知られざる真実』

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-64a1.html






10月7日(火)午後6時から、


沖縄県那覇市国際通りにある


てんぶすホール(てんぶす那覇4F)


http://www.tenbusu.jp/shisetsu_riyou/access/index.html


でシンポジウム


「埋め立て承認撤回なくして 辺野古は守れない!」


が開催されることになった。


107


基調講演をさせていただく。


主催はNPO法人:ピースメーカーズ・ネットワーク


http://goo.gl/e38hzF


ピースメーカーズ・ネットワークサイトより、シンポジウムの案内を転載させていただく。

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10月7日(火)


緊急提言

「埋め立て承認撤回なくして
辺野古は守れない!」


シンポジウム:植草一秀(基調講演)・真喜志好一・喜納昌吉


開場:18:00


開演:18:30


終演:21:30


会場 那覇市 てんぶすホール


入場無料


主催:NPO法人ピースメーカーズ・ネットワーク


*************************


11
月に行われる沖縄県知事選をめぐり、
県内はもとより国内で現在広く議論になっている問題点である、
辺野古埋め立て承認の撤回・取り消しについて取り上げます。


植草一秀氏がブログで問題提起した、
辺野古の基地建設に反対するのであれば、
埋め立て承認の撤回を公約にしなければおかしいという点について、
議論を深めます。


基調講演をしていただく植草一秀さんは


「辺野古に基地を造らせない!そのために何を為すべきか」の視点から、


核心は「辺野古海岸埋立申請承認撤回」にあると判断され、


ご自身のブログ
「知られざる真実」
 http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/


にて発信してこられました。


その他のパネラーの方は
長く辺野古の問題に先頭に立ってかかわってきた、
建築家で市民運動家の真喜志好一さん、


承認の撤回・取り消しを掲げて知事選に立候補することを表明した、


音楽家で民主党県連代表の喜納昌吉さん


を予定しております。


辺野古をめぐる状況には多くの問題点が含まれておりますが、
それらは沖縄のみならず、日本の未来をも左右するものです。


ぜひ会場へお運び頂き、議論の輪のなかへご参加ください。

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私は9月10日に菅義偉官房長官が、辺野古米軍基地建設問題は、


「過去の問題」


「仲井真知事の埋立申請承認がすべて」


との主旨の発言を受けて、これが民主主義を冒涜する発言であるとの批判を展開してきた。


同時に、菅官房長官発言は、辺野古米軍基地建設問題の核心が


「埋立申請承認」


にあることを、政府を代表して発言したもので、極めて重大な言質を与えるものであることを指摘してきた。


ブログ、メルマガでの私の主張に対して、9月10日にピースメーカーズ・ネットワークより、沖縄でのシンポジウム開催の打診があり、この打診に前向きな回答を提示したことから、今回のシンポジウムが開催されることになったものである。

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私の視点は、2009年の鳩山政権の誕生以来、辺野古の米軍基地建設問題が、沖縄基地問題のひとつの象徴としてクローズアップされてきたなかで、沖縄県民の総意により、辺野古の海岸を破壊して米軍基地を建設することを阻止することの重要性を何よりも重視する点にある。


今回知事選では、この問題を最重要の争点に位置付け、沖縄県民に対して、具体的かつ実効性のある、曖昧さを残さない公約を明示し、その上で県民の判断を仰ぐことが何よりも大事だと考えている。


辺野古米軍基地建設阻止を求める陣営は、統一候補として翁長雄志氏の擁立を決めたが、翁長氏は「埋立申請承認撤回」を確約していない。


沖縄県民が、本当に辺野古米軍基地建設を阻止しようとするなら、翁長氏に「埋立申請承認撤回」確約を求めるのが当然の流れである。


翁長氏がこの確約を示さないことから、喜納昌吉氏が知事選出馬に名乗りを上げられた。


現状を踏まえれば、喜納氏の行動は、極めて有用かつ意義あるものであると考える。


知事選においては、当然のことながら、本当に辺野古米軍基地建設を阻止しようと考える県民の投票は一本化しなければならない。


そのことを前提に、いかに具体的かつ実効性のある明確な公約を選挙前に明示するか。


この問題を中心に考察を深めたいと考えている。


辺野古に基地を造らせないことを真剣に考える一人でも多くの沖縄の人々と、じっくりと考察を深めたいと考えている。





※元県職員の山城博治さんも「沖縄独立」を発言。
ハッタリ等のパフォーマンスじゃないよね? 元同僚も青ざめてまっせ~!

沖縄平和運動センターの山城博治議長は「もしそういった事態になった場合、沖縄は自立するか独立するかの議論をしないといけない」と訴えた。


辺野古テント荒らされる 展示資料や横断幕持ち去り 移設反対の拠点

2014年9月24日 琉球新報 

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-232039-storytopic-1.html


HENOKO TENT

千羽鶴の左手の壁部分に新聞紙面などを貼り掲げていたベニヤ板3枚が持ち去られた座り込みテント=24日午前8時25分、名護市辺野古


 
名護市辺野古漁港で米軍普天間飛行場の移設反対の行動拠点となっている座り込みテントで24日午前、何者かによって展示資料や横断幕などが持ち去られているのが見つかった。

 テント入り口に掲げていた「勝つまではあきらめない」と記した横断幕をはじめ、この日で3811日目となる、10年の戦いの日数を示す看板の数字部分が抜き取られていた。テント内では、ベニヤ板の壁に埋め立て工事などの様子をまとめた新聞紙面を貼り、上下をひもでくくりつけていたが、板ごと3枚がなくなっていた。

 24日午前7時半すぎ、座り込みに参加する住民が確認した。同テントは6月にも展示物が荒らされている。関係者らは「展示している資料や紙面が主義主張と合わないと感じた人物が取り去ったと思う。展示物の内容を選びはぎ取ったようだ。今後も同様な行為が想定できるが、心ない行動はやめてほしい」と訴えている。

 米軍キャンプ・シュワブのゲート前では午前9時半ごろ、集会が始まった。

23日に来県した江渡聡徳防衛相が11月の知事選の結果に関わらず移設計画を進める方針を示したことに対し、沖縄平和運動センターの山城博治議長は「もしそういった事態になった場合、沖縄は自立するか独立するかの議論をしないといけない」と訴えた。【琉球新報電子版】



次の沖縄の知事選挙は、出来(でき)レースで八百長でもう終わっている。
投稿者:副島隆彦


※ 沖縄の華僑? 代表的な久米三十六姓(くめさんじゅうろくせい)
※ 久米三十六姓はほとんどが客家人(はっかじん)東洋のユダヤ人である!



副島隆彦の学問道場 (重たい掲示板) 投稿日:2014-09-22 


http://www.snsi.jp/bbs/page/1/


スコットランドの動きは、日本の沖縄(旧、琉球王国)の独立へのこれからの長い道のりの道標(どうひょう、みちしるべ)となっている。私は、そのように強く感じている。


私が、今、書いているのは、この11月16日に迫ってきた 沖縄県知事選という日本国の政治スケジュールで大切な、山場のことで自分なりにピンと来たことがあるので、書く。 

 それは、植草一秀氏が、9月18日に、ご自分のブログで、「 埋立承認撤回提唱 喜納昌吉氏を 岡田克也が攻撃へ 」(植草一秀の『知られざる真実』)

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-ff70.html 2014年9月18日

 を書いていたからだ。これで、沖縄の現状がどうなっているのか、決して現地からの分析ではないが、より大きな国民政治として分かった。植草氏は書いている。

(引用始め)

 11月16日に投開票日を迎える沖縄県知事選。最大の争点は辺野古海岸を破壊して米軍基地を建設することの是非である。沖縄県民は2010年の知事選で、辺野古米軍基地建設=NO の意思を明示した。

 ・・・・翁長(おなが)氏が「(普天間基地の移転先の辺野古崎 の)埋立申請承認 撤回」を拒絶するなら、翁長氏の辺野古基地建設阻止は「フェイク」であると言わざるを得なくなる。

 翁長氏は、辺野古基地建設 阻止 を明示するなら、「埋立申請 承認 撤回」を公約に掲げるべきである。翁長氏がこれを最終的に拒絶する場合、辺野古基地 建設 阻止を求める沖縄県民は、まがいものでない、本物の辺野古基地建設阻止候補を擁立しなければならない。・・・

(引用おわり)

 植草一秀は、はっきりとこのように書いた。これが、沖縄の米軍の県内移転に反対する多数派県民の意思であるべきだ、と植草氏は、明瞭に書いている。ところが、沖縄政治は、またしても、複雑骨折を起こして、さらに 奇っ怪な動きになっている。

 私は、植草一秀 の文を読んだだけであって、沖縄の政治の動きを追いかけてきたわけではないので、(これまでに5回、沖縄に行ったことがある)これまで何も書かないで来た。しかし植草一秀の文を読んで、分かった。

 それは、 次の知事選では、すでに、 基地移転反対派である、翁長雄志(おながたけし)氏が、内部の根回しだけで、勝つことがすでに決まってしまっており、「自民党は、勝たなくてもいいから、負けなければいい」という、寝業師(ねわざし)政治の場になっている、ということだ。翁長新知事は、知事に就任したら、すぐに、複雑な態度に出て、すでに実質的に始まっている辺野古崎(へのこざき)の埋め立て工事の続行を、ぐずぐずと認めてしまうだろう。

 私は、菅義偉(すがよしひで)官房長官が、かつての野中広務(のなかひろむ)幹事長(2000年頃)と同じ、ドスの効いた上手(じょうず)、の寝技師の政治をすでに行っていて、「自民党は、政権党=権力者であるから、国民、住民に、すいませんネ、すいませんネ、と言いながら、政治目標を達成しさえすればいい」という狡猾な戦術に出て、そして、すでに勝利している、と分かった。

 「原住民どもの反抗心 など、上手に騙してしまえば、いいのだ」という、いつもの中央政府=権力者たちの ズル・シャモ(シャモは、アイヌ人からの本土人への侮蔑語)のやり方だ。 

 そして、一番、大きくは、アメリカ帝国が、日本政府(自民党という狡猾な集団)という原住民どもを上手に騙して、資金を奪い取って、貢がせればいいのだ、という やり方の 小型のひな形だ。

 私、副島隆彦は、うしろの方に載せる 朝日新聞の8月27日の記事の中の 次の一行に、注目する。 

「 仲井真(なかいま、現職の沖縄県知事 )氏は 同日、予算に関する要望で菅義偉(すがよしひで) 官房長官と面会。辺野古移設反対を掲げて知事選で激突する見通しの翁長雄志(おながたけし)那覇市長も同席した」 

となっている。なーんだ。もう全部、出来上がっているではないか。この菅(すが)官房長官の沖縄の知事選対策は、この2人の候補者が「同席して3人で話し合った」時点で全部、決まりだ。

 翁長雄志は、菅義偉の言うことを、きちんと聞いている。 ということは、次の沖縄知事選は、そのものが、ヤラセのインチキ、談合選挙だと、すでに決まっている、ということだ。

 インチキ選挙だと、一番乗りで気付いた、植草一秀に、政治言論人としての明晰さがある。だが、現実政治の泥臭い、この原住民たちの複雑な、ドロドロの、おカネの問題が、あれこれ絡(から)んだ世界を抜きに、あんまり綺麗事(きれいごと)で、政治問題を語るべきではない、と、私、副島隆彦は、真実暴露路線 の言論人として、思う。

 既に菅義偉の勝ちだ。だから、11月16日の沖縄知事選はヤラセである。ボスたちの談合(だんごう)である。

自民党は、このままでは、現職の仲井真(なかいま)知事では勝てないと、分かった。それは、この4月ぐらいに判明した。それでも、アメリカ政府から無理やり約束させられた「普天間の武装ヘリ(アパッチやコブラ、ブラックホーク他。戦闘ヘリ)とオスプレイの基地の、辺野古崎(キャンプ・ハンセンの一部)への移転」を、属国=従属国の首領として、アメリカからの脅しに屈して、呑んで、ジリジリと実行しなければ済まない。

 私は、沖縄原住民代表の仲井真弘多(なかいまひろかず)知事が、今年の1月19日に、苦渋の選択をして、「普天間基地の県外、国外への移転」の態度を翻し、「辺野古崎の埋め立ての承認」に回った、その苦渋の選択を理解する。

 原住民の代表は、このようにして、歴史的に、数々の屈服と妥協(その代わりに、現地への旧倍の恩恵=カネの支払い)をして来た、と分かっている。 裏切り者、と呼ばれる立場になった仲井真知事は、自分の役割を終えて、しょんぼりと静かに消えてゆく。それが、地方政治家たちの運命だ。

 それは、これから、5基、10基と、最新鋭の原発から、順番に原発が再稼働してゆく、各県の知事たちの運命と同じだ。 すべては、スケジュール闘争の、条件闘争の、「金目(かねめ)の話」だ。 福島県知事選も、同じようにして、「自民党が勝たなくてもいいから、負けないようにしろ。原住民(=地元民)を、上手に、騙して、寝た子を起こすな。騒がせるな。静かにさせたまま、上手に騙してしまえ。一部の強硬な反対派は、孤立させてしまえ」という懐柔(かいじゅう)、籠絡(ろうらく)政治を続ける。 

 このことを腹の底から、知った上で、それではどうするか、を考えるのが、本当の政治知識人のやることだ。優れた脳の使い方というものだ。 自分自身の大したことはない頭と嫌(いや)がらずにきちんと、向き合うことだ。

 より大きな世界政治から見たら、日本国代表の 安倍晋三や菅義偉たちも、アメリカ帝国から見たら、将棋の駒(こま)であり、使い捨ての対象である。このことを、私たちが知るなら、なーんだ、同じことなんだ、と分かる。 安倍首相や、寝技師の菅官房長官が、だから、それほど威張れる立場でもない。彼ら自身が、自分が、アメリカさまへの貢係(みつぎがかり)であることを腹の底から知っているから、あのような不愉快そうな顔になっている。 そこまで分かってあげて、それからが、本当の政治評論、政治分析 だ。

 今の日本の政治家など、世界政治のプレーヤーになっていない。世界政治の舞台からは、ひよこ扱いの、どうでもいいような小物ばかりだ。 第一、頭が悪い。悪すぎる。そのことに自分たちで自覚がない。 日本から比べたら小国のはずの韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領のほうが、よっぽど、ずっと世界政治のプレーヤーとして、堂々と振舞っている。彼女の腹の座った、お父さん譲りの深い決意が、日本人のそこらのアホたちには分からない。小沢一郎を潰(つぶ)したあとの日本の政治家には、、世界から相手にされるような玉(たま)はいない。 世界の6つの大国たちと、対等な交渉など、出来る頭脳ではない。

 昨日、NHKの「軍師 官兵衛」を見ていたら、そのあと、この日曜日の夜9時に、安倍晋三首相が、しょんぼりと出てきて、「ロシアとの平和条約の交渉は今後も続ける」という声明文を、ぼつぼつと読んでいた。

 自分一人では、とても読めないので、NHKの女のアナウンサーにインタヴューの形にして助けてもらってという感じで、読み上げていた。「プーチンさん、御免なさい。10月に日本へお呼び出来なくて」という親書(しんしょ)を、日本の暴力団代表の森喜朗(もりよしろう)元首相に、プーチンに届けさせたのは、9月8日だった。 

 「安倍晋三。お前じゃ、やっぱり、日ロ(にちろ)の平和条約締結の重大任務は、無理だ」と、私が、怒って書いたのは、8月中だった。 それでも、安倍晋三よ。サハリンからの天然ガスのパイプラインは、どうするんだ。これは、一国のエネルギー政策(燃料と電力の確保)の問題だぞ・・・・。どうするんだ。 

 私、副島隆彦は、これらの、すべての数値を、ずっと調べている。今度の本で書くために、足し算、引き算とたくさんやって、日本のエネルギーの調達、確保の重要問題を調べている最中だ。

 原発を50基、全部、止めたせいで、一年間の天然ガスの輸入代金が、14兆円にまで増えた。2011年の大地震、原発事故の前は、6兆円で済んでいた。これから、円安で、もっともっと燃料費の輸入代がかかる。石油(せきゆ)と天然ガスと、石炭の輸入で、一年間に、今年2014年は、合計26兆円かかる。一年間の税金の収入は、48兆円しかないのに。これからは発電用の天然ガスの確保が大変だ。

 「火力発電で間に合っている。原発は要らない」と言い続けている人たちは、一国のエネルギーの費用の問題を、本気で考えていない。大人ではない。 私、副島隆彦が、こう書くと、「危険なものを除去するのが、まず大事だ」と言うだろう。「原発は、そんなに、危険ではないよ」と 副島隆彦は反論する。 使用済み核燃料など、野積みにしていても大丈夫だ。廃油の堆積よりも害がない。

「原発は、危険だ、危険だ、とにかく危険だ」という大きな世界規模の策略に自分が載せられて、それで根拠の無い恐怖心を脳に植え付けられて、それで、判断力を失っている者たちがあまりに多すぎる。どうしてもっと、冷静になって、「大きな権力による世界支配というものの、自分たちの脳への洗脳力の強さ」というものを、真剣に考える力がないのか。

 私、副島隆彦は、世界民衆の側の いつも、いつもの、知恵の足りなさからくる、この“敗北の構造” を深刻に考える。「まず、自分(たち)が正しい。とにかく正しい。反対することが正義だ」という、その単純な頭を、なんとかしなければいけない。

 自分自身の脳が、一撃目で、まず恐怖心で支配されたら、そのあとは、敗北への道を歩むのだ。 

 スコットランドの老人たちは、独立したら、自分たちの年金が貰えなくなるのではないか、と心配して、独立反対に回ったようだ。こういう原住民型の心配に、権力者の側は漬け込んでくる。 あのいやったらしいキャメロン首相だって、ブラウン前首相(この人は、いい人だ)だって、スコットランドの血が混じったイングリッシュだ。

 安倍晋三は、「プーチンを日本に呼ぶな」というアメリカの圧力に屈した自分が、自分自身に向かって実に不甲斐ない、という感じで、無念で、無念で、実に情けなさそうだった。 日本国民に向けての恥辱感ではなくて(なぜなら、国民などすでにいいように、パーにしてだましているから)、アメリカに屈服している自分自身への激しい屈辱感だ。これと沖縄の仲井真知事の苦渋は全く変わらない。

 ところで、仲井真知事たちは、沖縄の人たちは、全員? 中国名(漢字)の名前を別個に持っているそうだ。 ウチナーンチュの人たちよ。 私たちの学問道場の会員で、沖縄人の人たちは、正直に、ここに書いて、教えてください。私、副島隆彦は、ものごとの真実しか知りたくない。




 



 
 
 



※11月の沖縄県知事選挙は「新知事は埋め立て承認を撤回」が筋だが、それを拒否した沖縄県知事候補の翁長雄志(おなが・たけし)氏



「新知事は埋め立て承認撤回を求める県民の声を尊重し、辺野古新基地は造らせません」などとウヤムヤな文言を入れて、沖縄県民の期待をかく乱するつもりだろう!





2014年9月21日 (日)

埋立承認撤回拒絶の合理的根拠示せぬ翁長雄志氏



植草一秀の『知られざる真実』



http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-a7b5.html


2010年の沖縄県知事選で、仲井真弘多氏は普天間の県外・国外移設を公約に掲げて当選した。


その仲井真氏が、本年1月の名護市長選を目前に控えた昨年12月に辺野古海岸埋立申請を承認した。


仲井真氏は沖縄県民を裏切ったのである。


そして、安倍晋三政権の菅義偉官房長官は、


「埋立申請承認がすべて」


だと発言している。


「埋立申請承認」を盾に、辺野古米軍基地建設を強行しようとしている。


これに対して、沖縄県民が怒るのは当然のことだ。


沖縄県民は2010年の沖縄県知事選で、辺野古海岸に米軍基地を建設することに、明確なNOを突き付けた。


辺野古海岸を有する沖縄県名護市の市民は、2010年以降、4度あった意思表示の機会のすべてにおいて、辺野古海岸に米軍基地を建設することを拒絶する意思を明示した。


この意思を踏みにじり、背徳の「埋立申請承認」を盾に辺野古海岸米軍基地建設を強行するのは、まさに「銃剣とブルドーザーによる暴挙」に匹敵する行為である。

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11月16日に投開票日を迎える沖縄県知事選の最大の争点は、辺野古海岸を破壊して米軍基地を建設することの是非である。


県民を裏切った仲井真弘多氏は、臆面もなく知事選に出馬する意向を示した。


この背徳の人物を再選させるなら、沖縄の民主主義は永遠に消えることのない禍根を残すことになる。


辺野古に米軍基地を造らせないとする県民は、大同団結して、辺野古海岸米軍基地建設を阻止するただ一人の候補者を擁立し、この候補者の当選を何としても実現しなければならない。


米軍基地建設阻止を求める政党、団体は、翁長雄志氏の擁立を決めた。


その翁長氏が9月13日に出馬表明記者会見を行った。


その模様はネット上で動画配信されているから、はっきりと確認できる。


もちろん、その模様を何度も確認している。


記者会見で質問が集中したのは、言うまでもなく


「埋立承認撤回」


である。


菅官房長官が明言したように、辺野古米軍基地建設問題の核心は


「埋立申請承認」


である。


つまり、辺野古基地建設阻止の第一歩が


「埋立申請承認撤回」


になる。


誰が考えても分かることだ。


この点に質問が集中した。

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しかし、翁長雄志氏は、この質問に対して、合理性のある答弁をまったく示せなかった。


「保守と革新が腹8分、腹6分でまとまっているから、具体的に埋立承認撤回と明言できない」


の繰り返し。


ほとんど意味不明である。


そもそも、辺野古米軍基地建設阻止を求める翁長氏を支持する沖縄県政野党5団体は、翁長氏と交わす協定で


「新知事は埋め立て承認を撤回」


と明記する方針だった。


それが、7月、翁長氏との調整で


「新知事は埋め立て承認撤回を求める県民の声を尊重し、辺野古新基地は造らせません」


と変化した。


何が変わったのかというと、


「埋立承認撤回」の確約


が排除されたのである。


これを翁長氏は「腹8分目、腹6分目の共闘」と言っている。


つまり、いわゆる「革新系」会派は「埋立承認撤回」の確約を求め、翁長氏側にいる「保守系」会派が「埋立承認撤回」の公約化を拒絶しているのである。

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選挙前に「埋立申請承認撤回」を確約しておかなければ、辺野古米軍基地建設は止まらない。


菅義偉氏が、「これがすべて」と明言しているのだから、結果は非を見るよりも明らかだ。


喜納昌吉氏が問題提起したのはこの点だ。


喜納氏が知事になりたいとかいう、低い次元の話ではない。


現在の選挙の図式で進もうとするなら、翁長氏に「埋立申請撤回」を確約させるべきである。


この確約を得ずに翁長氏支持で突き進むのは、翁長氏支持の5会派も、県民を冒涜することになる。


県民が新しい知事を選ぶ選挙である。


県民が求めていることは、


「辺野古に米軍基地を造らせない」


ことであり、選挙前にはっきりさせておかねばならないことは、そのための、実効性のある、具体的手段について、確約することである。


翁長氏は確約を拒絶しているが、その理由について、合理性のある、人を納得させる内容を何ひとつ示していない。


翁長氏が埋立申請撤回を拒絶するなら、別の統一候補を必ず擁立するべきである。


喜納氏である必然性はない。糸数慶子氏でもよい。稲嶺進氏でもよい。伊波洋一氏でもよい。高良鉄美氏でもよい。


翁長氏支援陣営の各会派、政党は、問題の核心を「玉虫色」のまま選挙に突入するべきでない。


このような「曖昧さ」が、のちの禍根を引き起こす原因になる。


知事権力を取ることが目的だけなら、単なる権力闘争だ。


そうではなく、正統性のある、透明性のある、県民の意思を問う選挙にしなければ沖縄の政治は完全に堕落してしまう。










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